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<日本人なら知っておきたい!畳の掃除術>

和室と言えば緑が美しい畳ですね。最近の住宅環境では、フローリングを使った洋室が主流ですが、お家の中に一間の和室があるお家も多いのではないでしょうか?今回は畳の掃除術を紹介します。意外と知らない人畳の掃除方法を見てみましょう。

●畳の汚れの種類

・ハウスダスト
普通の床と同様に、畳はハウスダストがたまりやすいところです。ハウスダストには、ホコリや髪の毛、ダニやダニの死骸が含まれます。

・カビ
畳は吸湿作用があるので、結露や雨が多くなると、カビが生えやすくなります。畳の日頃の掃除は空拭きが基本になるので、普段から湿気がこもらないようにする対策が必要です。

●畳の掃除術

畳は呼吸しており、部屋の中の温度や湿度を調節しています。逆に言えば、畳は水分を吸収しやすい素材であるので、普段の掃除は空拭きで行います。

<必要な掃除道具>
・掃除機
・布きん
・中性洗剤
・消毒用アルコールスプレー

<畳の掃除術>
1.畳全体に掃除機をかけ、ホコリ汚れを除きます。掃除機の「畳モード」または「弱設定」にしましょう。
2.乾いた布きんで、畳みを拭き掃除します。
3.カビや汚れが強い部分は、水に濡らして固く絞った雑巾で拭き掃除を行います。必要に応じて、薄めた中性洗剤や消毒用アルコールスプレーを併用しましょう。
4.拭き掃除が終わったら、窓を開けて部屋の換気を良くしてください。

<掃除のポイント>
・畳掃除のポイントは目に沿って丁寧に行うことです。畳の汚れは、凹凸部分にたまりやすく、目に沿って掃除機をかけたり、拭き掃除を行うことで、汚れが落ちやすくなります。反対に言えば、ルンバのような掃除ロボットは、畳の掃除には向いていないと言えます。

・畳の普段の掃除は空拭きで行い、汚れがひどい場合に水拭き行うようにします。畳の水拭きを行う場合は、雑巾をよく絞ってください。畳は濡れると光沢を失うことがあります。

●畳の汚れを防ぐ方法

普段のお手入れに加えて、以下のことに気をつけると畳の寿命が延びます。

・カーペットは使用しない。
畳は呼吸することで、室内の湿度や温度を調節しています。畳の上にカーペットなどで覆うと、湿気がたまりやすくなり、畳本来の呼吸を妨げると言われており、ダニやカビなどが繁殖する原因になります。

・年に1~2回畳干しをする。
春と秋の天気の良い日に、畳干しをするとホコリを落とすだけでなく、湿気によるカビを防ぐことができます。畳を干す場合には、裏側部分を日に当て、畳の表部分には直射日光が当たらないようにしましょう。また、スペースの問題で、畳を干す場所がない場合も、畳の片側に台など置いて、一定時間畳を浮かして風通しを良くするだけでも効果がありますよ。

・湿気対策を行う
梅雨時など湿度が高い時期では、畳にカビが生えやすくなります。晴れた日には窓や戸を開けて、部屋の換気をよくすることで、カビの繁殖を防ぐことができます。また、雨が降った日は除湿器やエアコンの除湿機能を使用しましょう。畳のある部屋で部屋干しは行わないようにしたいですね。

●さいごに

最近では少なくなっている畳は、正しい掃除方法について知らない方が多いかもしれません。お家に畳の和室がある場合は、畳のお手入れ方法を知って、長持ちさせてくださいね。

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